野良猫・TNR
野良猫を見つけたら最初に確認すること
庭や家の近くで猫を見かけたとき、まずは少し離れて、その猫の様子を見てみてください。
見た目だけでは、野良猫なのか、外に出ている飼い猫なのか、地域で見守られている猫なのかは分かりません。いつからいる猫か、飼い主や世話をしている人がいないかを確かめてから、次の行動を決めます。
まず確認したい5つのこと
1. 本当に飼い主のいない猫か
首輪がなくても、野良猫とは限りません。外に出る習慣のある飼い猫や、迷子になっている猫の可能性もあります。
近所で以前から見かける猫なのか、突然現れた猫なのかを確認してみましょう。近隣の人がお世話をしている場合もあります。
2. 耳先にカットがあるか
猫の耳先がV字状にカットされている場合、不妊・去勢手術を受けた猫である可能性があります。
いわゆる「さくら耳」と呼ばれるもので、TNRや地域猫活動で手術済みの猫を見分けるために使われています。
耳カットがある場合は、すでに地域で管理されている可能性もあるため、まず周辺の状況を確認します。
関連記事:「TNRとは?個人でもできる野良猫の不妊去勢」
3. 1匹だけか、親子・複数匹か
1匹だけに見えても、近くにほかの猫がいることがあります。
特に子猫の場合、すぐ近くに母猫がいる可能性があります。少し離れた場所から、母猫が戻ってこないか、同じ場所にほかの猫がいないかを確認します。
4. けがや明らかな異常がないか
出血している、動けない、事故に遭った可能性があるなど、明らかに緊急性が疑われる場合は、通常のTNRとは別に対応を考える必要があります。
ただし、野良猫はすべての動物病院で受け入れてもらえるとは限りません。連れて行く前に、野良猫を診察できるか、予約が必要か、捕獲器のまま受診できるかなどを確認しておくと安心です。
5. 自治体に制度があるか
自治体によっては、野良猫の不妊去勢手術への助成、捕獲器の貸出、地域猫活動への支援、相談窓口などを設けています。
制度によっては事前申請が必要です。TNRを考えている場合は、捕獲や手術の前に自治体制度を確認します。
→ 地域ごとの助成制度は「地域から探す」で確認できます。
ごはんをあげる前に考えたいこと
ごはんだけを継続的に置くと、猫が集まったり繁殖につながったり、食べ残しやふん尿をめぐる近隣トラブルが起きやすいです。
飼い主のいない猫への対応では、不妊去勢手術と、餌・トイレ・周辺環境の管理をセットで考えることが大切です。
「保護する」以外にもできることがある
野良猫を見つけると、「自分で飼うか、保護団体にお願いするか」の二択に感じることがあります。
でも実際には、状況確認、自治体制度の確認、TNR、病院探し、捕獲器の貸出確認など、自分でできることがあります。
すべての猫を自宅で保護できなくても、これ以上増えないようにすることや、地域で適切に管理できる状態を作ることも、猫のためにできる行動のひとつです。
その猫のために、自分にできること
- 飼い猫・迷子猫の可能性を確認する
- 耳カットの有無を見る
- 1匹か、親子・複数匹か確認する
- 明らかなけがや異常がないか確認する
- 自治体の支援制度を調べる
- 必要ならTNR対応病院を探す