自治体制度・病院
野良猫の不妊去勢手術に使える補助金とは
野良猫の不妊去勢手術を考えたら、病院を予約する前に一度、自分の地域に助成制度がないか調べてみてください。
自治体によっては、飼い主のいない猫の手術費用を一部助成したり、協力病院を案内したりしています。ただし、全国どこでも同じ制度があるわけではなく、利用条件もかなり異なります。
野良猫の手術費を助成している自治体があります
飼い主のいない猫が増えるのを防ぐため、不妊・去勢手術費の一部を助成している自治体があります。
環境省の自治体調査にも、飼い主のいない猫の手術費を補助する制度が全国各地にあることが掲載されています。
ただし、助成額だけを見て比べるより、「誰が申請できるか」「どの猫が対象か」「いつ申請するか」まで確認する方が大事です。
先に手術すると使えない制度もあります
ここは自治体によってかなり違います。
たとえば京都市は、手術を希望する動物病院へ手術前に助成について問い合わせるよう案内しています。年間で助成できる頭数にも限りがあります。
横浜市の制度では、登録動物病院で手術を受け、必要書類をそろえたうえで申請する仕組みになっています。施術月ごとの申請期限もあります。
「あとから補助金があると知った」では間に合わないことがあるので、捕獲や予約の前に調べておくのがおすすめです。
誰でも、どこの病院でも使えるとは限りません
住所の条件があったり、市内で捕獲した猫だけが対象だったり、指定・登録された動物病院での手術が必要だったりします。
耳カットを条件にしている制度もあります。
同じ県内でも、市町村が変われば制度そのものが違うことがあります。住んでいる自治体だけでなく、猫を捕獲する場所がどこかも確認してください。
補助金だけで手術費が全部まかなえるとは限りません
助成は「手術費の一部」という制度も多く、実際の病院代との差額は自分で負担します。
また、初診料、検査、薬、妊娠している場合の追加費用などが助成対象に含まれるかどうかも制度や病院によって違います。
助成額だけを見て病院へ向かうのではなく、予約時に最終的な自己負担額の目安も聞いておくと安心です。
予算がなくなると年度途中でも終わることがあります
自治体の制度は、年度ごとの予算や予定頭数が決まっているものがあります。
制度によっては、予算がなくなると申請期間中でも受付が終わります。
「年度内ならいつでも使える」と思わず、TNRを考え始めた時点で最新情報を確認してください。
どこを見ればいい?
まずは市区町村の公式サイトで、「飼い主のいない猫 不妊去勢 助成」「野良猫 不妊去勢 補助金」などで探します。
見つからないときは、動物愛護担当、生活衛生課、保健所などが窓口になっていないか確認します。
制度ページが古いまま残っていることもあるので、今年度も実施しているか、申請受付中かまで見てください。
地域ごとの制度は「地域から探す」で確認できます。
手術前に確認しておきたいこと
- 今年度も制度があるか
- その猫が対象になるか
- 自分が申請できるか
- 事前申請が必要か
- 指定・登録病院があるか
- 耳カットが必要か
- 助成額と自己負担額
- 申請期限や予定頭数
TNRを考えたとき、自分にできること
- 捕獲する前に自治体制度を調べる
- 利用条件を読んで、分からないところは窓口に確認する
- 助成制度に対応した動物病院を探す
- 病院へ予約するときに、野良猫のTNRと助成利用について伝える
- 必要な申請書や証明書を先に用意する