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保護した猫を動物病院へ連れて行く前に

公開日: 2026/10/2更新日: 2026/10/2

保護した猫を動物病院へ連れて行くときは、いきなりキャリーに入れて病院へ向かうより、先に電話を一本入れてください。

人に慣れていない猫、捕獲器に入っている猫、触ろうとすると暴れる猫では、病院ごとに受け入れ方が違います。 「保護猫です」と最初に伝えておくだけで、当日の事故をかなり防ぎやすくなります。

まず「保護した猫です」と電話で伝える

予約のときは、いつ保護したか、どの程度人に慣れているか、抱けるか、キャリーに入れられるかを分かる範囲で伝えます。

「触れません」「捕獲器に入っています」「家では逃げます」なども、そのまま伝えて大丈夫です。病院側が準備できるので、むしろ先に伝えた方が安全です。

病院によっては野良猫・人慣れしていない猫を診られないこともある

すべての動物病院が、捕獲器に入った猫や触れない猫の診察に対応しているわけではありません。設備やスタッフ体制の都合で、飼い猫以外を受け付けていない病院もあります。

「近いから」という理由だけで向かわず、電話で受診可能か確認しておくと二度手間になりません。

関連記事:「TNR対応病院を探すときの確認項目」

洗濯ネットに入っていないと診察できない病院もある

怖がりの猫や人に触らせない猫では、洗濯ネットに入れてからキャリーへ入れて来院するよう案内する病院があります。

家ではおとなしい猫でも、知らない場所・知らない人・犬猫のにおいなどで急にパニックになることがあります。 洗濯ネットは、急な飛び出しを防ぎ、人や猫のけがを減らし、ネット越しに処置しやすくする目的で使われます。

ただし、触れない猫を無理やり素手でネットへ入れようとすると、人も猫もけがをすることがあります。 難しい場合は「洗濯ネットに入れられません」と予約時に伝え、捕獲器のまま受診できるかなど別の方法を相談してください。

捕獲器に入っているなら、勝手にキャリーへ移さない

捕獲器で保護した猫を、自宅で無理にキャリーへ移し替えるのは脱走や咬傷の危険があります。病院が捕獲器のまま受け入れられるなら、そのまま運ぶ方が安全なことがあります。

捕獲器の扉が開かないよう確認し、布で覆う場合も通気を確保します。受診方法は事前に病院へ確認してください。

もしも捕獲器からキャリーへ入れ替える必要があるなら、お風呂場が安心です。 部屋で逃がすと捕まえるのが難しいですが、お風呂場だと逃げられる範囲が狭く、逃がした場合に捕まえやすくなります。

キャリーは「閉まるか」を前日に確認する

ファスナー式なら壊れていないか、扉式ならロックが最後までかかるかを確認します。長く使っていなかったキャリーは、留め具が劣化していることもあります。

通院中に扉が開くと取り返しがつかないので、「たぶん大丈夫」ではなく実際に閉めて確認します。必要なら補助ロックなども使います。

キャリーは普段から部屋に出しておく

病院の日だけキャリーを出すと、キャリーを見ただけで逃げる猫もいます。 普段から部屋に置き、中に毛布を入れて寝床や隠れ場所として使えるようにしておくと、特別なものになりにくくなります。

関連記事:「保護猫を迎える前に準備しておくもの」

車ではキャリーを固定する

車で移動する場合は、急ブレーキやカーブでキャリーが動かないよう固定します。中にはタオルやペットシーツを敷いておくと、排泄や嘔吐があっても交換しやすくなります。

猫が周囲を見て興奮する場合は、通気を確保したうえでキャリーの一部を布で覆う方法もあります。

駐車場や待合室でキャリーを開けない

「鳴いているから」「怖がっているから」と、車内や駐車場、待合室でキャリーを開けないでください。驚いた猫が飛び出した場合、知らない土地で行方不明になることがあります。

診察室に入り、病院スタッフから案内されるまで閉めたままにします。

食事を抜くかどうかは病院に聞く

診察内容や鎮静・麻酔の可能性によって、食事の指示が変わることがあります。 ネットで見た「何時間絶食」という情報を自己判断で当てはめず、予約時に「ごはんはいつまで食べて大丈夫ですか」と確認してください。

特に子猫や体調の悪い猫では、一般的な絶食時間をそのまま当てはめない方が安全です。

病院へ伝えることをメモしておく

緊張すると伝え忘れやすいので、メモを作っておくと楽です。

  • 保護した日と場所
  • それまで外でどのくらい見かけていたか
  • 食べているか・水を飲んでいるか
  • 排尿・排便が確認できているか
  • くしゃみ、目やに、けが、歩き方など気になること
  • ノミ・ダニが見えるか
  • 先住猫がいるか
  • 今後、家で飼う予定か、TNR予定か

年齢や病名を自分で決める必要はありません。分からない項目は「不明」で大丈夫です。

診察で何を相談するか

保護猫では、健康状態の確認だけでなく、ノミ・ダニや寄生虫への対応、必要な検査、ワクチン、不妊去勢手術、先住猫と一緒にする時期など、これから必要なことをまとめて相談できます。

一度ですべて行うとは限りません。猫の年齢・体調・人慣れ具合によって順番が変わるので、獣医師と相談して決めます。

帰宅後の部屋も先に用意しておく

診察から帰ってきた直後に部屋を片付け始めるのではなく、出かける前に静かな部屋、トイレ、水、隠れ場所を用意しておきます。

処置や鎮静を受けた場合は、帰宅後の過ごし方や食事、薬について病院の指示に従ってください。

病院へ行く前のチェックリスト

  • 保護猫を診てもらえるか電話で確認する
  • 触れるか、捕獲器かキャリーかを伝える
  • 洗濯ネットが必要か確認する
  • 食事をいつまで与えてよいか確認する
  • キャリーや捕獲器の扉が確実に閉まるか確認する
  • 保護日・食事・排泄・気になる点をメモする
  • 先住猫がいるなら伝える
  • 帰宅後に休ませる場所を作っておく

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#保護#動物病院#通院準備