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猫の保護をお願いすると費用はかかる?受け入れにお金が必要な理由

公開日: 2026/10/2更新日: 2026/10/2

外で見つけた猫を保護団体にお願いしたら、医療費や飼育費の負担について説明されることがあります。「ボランティアなのに、お金がいるの?」と驚くかもしれません。

でも、猫を助ける活動に参加することと、猫にかかる費用をすべて自分で払うことは別です。病院代も、毎日のごはんも猫砂も必要です。引き取りをお願いするなら、費用をどこまで負担できるかも一緒に相談してみてください。

保護した猫には、どんなお金がかかる?

猫を家に入れたら、その日のうちに里親へ渡せるわけではありません。まず健康状態を確認し、必要な診療を受け、落ち着いて暮らせる場所でお世話をします。

たとえば、こんな費用がかかります。

  • 動物病院での診察や、必要な検査
  • ノミ・ダニやお腹の寄生虫への対応
  • ワクチン、避妊・去勢手術
  • けがや病気の治療、薬
  • 毎日のフード、猫砂、ペットシーツ
  • 通院や猫を運ぶための交通費

どの処置をいつ行うかは、猫の年齢や体調に合わせて獣医師と決めます。全項目を同じ日に行う、という意味ではありません。

お金がかかるのは最初の診察だけでもありません。里親が見つかるまで何か月もかかれば、その間もごはんや猫砂を買い続けます。シェルターで暮らす猫なら、部屋を借りる費用や冷暖房代もかかります。

「お世話はボランティアがしてくれる」としても、使う物や診療まで無料になるわけではないのです。

引き取り費用と、里親になるときの費用は違います

猫を見つけた人が団体へ引き取りをお願いするときの費用と、里親が猫を迎えるときの譲渡費用は、別の場面のお金です。

団体のサイトに「譲渡費用」が載っていても、その金額で引き取りを頼めるという意味ではありません。自分が相談したいのは、保護の引き取りなのか、一時預かりなのか、里親として迎えることなのかを伝えてください。

また、費用を負担すれば必ず引き取ってもらえるわけでもありません。保護場所に空きがなかったり、その猫に必要なケアをできる人がいなかったりすれば、受け入れが難しいこともあります。

猫を連れて行く前に、受け入れ可能か、どんな条件があるかを確認します。

すべての団体が、同じ費用を求めるわけではありません

実際にかかった医療費をお願いする団体もあれば、一定の負担金や寄付をお願いする団体もあります。相談者に費用負担を求めない活動もあります。

金額や決め方は、団体ごとに違います。「保護は無料」「引き取りは一律この金額」と決めつけず、その団体の案内を読んでください。

逆に、お金の説明があっただけで、怪しい団体だと決める必要もありません。何に使う費用なのか、受け入れ後はどうお世話するのか、説明を聞いてから判断します。

費用とあわせて、お願いする内容も確認する

費用だけでなく、猫をどこまでお願いできるのかも確認しておきましょう。一時預かりなのか、里親探しまで含むのかで、その後に自分がすることも変わります。

猫を連れていく方法や支払いの時期は、相談の中で聞いておくと準備しやすくなります。説明を受けて分からないことが残ったら、支払う前に確認してください。

費用を全部出せないときは、できる範囲を伝える

猫を助けたいと思っても、医療費や飼育費をすべて負担できる人ばかりではありません。払えない金額を約束する必要はありません。

「費用はここまで出せます」「車で病院へ運べます」「数日なら別室で預かれます」と、できることを具体的に伝えてみてください。

たとえば、こんな伝え方ができます。

庭に来る猫の保護を相談したいです。写真と、いつ頃から来ているかはお伝えできます。病院への送迎はできますが、長期間の預かりはできません。費用は○円までなら負担できます。私ができることと合わせて、進め方を相談できますか。

これで必ず受け入れ先が見つかるわけではありません。それでも、費用、運搬、預かりのどこを分担できるかが分かれば、相談先も具体的な方法を考えられます。

関連記事:「保護団体に連絡する前に、自分で確認できること」

引き取ってもらったあとも、無理のない支援はできる

保護をお願いしたあと、余裕があればフードや猫砂の支援、少額の継続寄付を考える方法もあります。

物資は、先に団体の募集内容を確認してください。フードの種類や猫砂の使い方が決まっていることもあります。家に余っている物をいきなり送るより、今必要な物を聞いてから用意する方が使ってもらえます。

継続寄付も、毎月払える額で大丈夫です。最初に大きな金額を約束して苦しくなるより、生活の中で続けられる額を考えてください。

なお、寄付で税金の控除を受けられるかは、団体や支払いの内容によって違います。引き取り費用を「寄付」と呼んでいるだけで、控除対象になるわけではありません。

関連記事:「保護猫団体への寄付で税金が安くなる?寄附金控除が使える団体・使えない団体」

保護をお願いする自分にできること

  • 猫の状況を記録し、まず受け入れ可能か相談する
  • 費用の内訳と、お願いする内容を確認する
  • 自分が負担できる金額を伝える
  • 捕獲、運搬、一時預かりなど、費用以外に手伝えることも伝える
  • 猫を連れていく方法や支払いの時期に合わせて準備する
  • 余裕があれば、必要な物資や無理のない寄付でその後も支える
#保護団体#費用#寄付